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設立の経緯

単位制高等学校発足の経緯
 高等学校への進学率の上昇に伴い、生徒の能力、適性、興味、関心等が極めて多様化してきた。
 このような社会状況の変化の過程で、高等学校の多様化、弾力化が求められるようになってきた。
 昭和60年6月26日、臨教審は第1次答申のなかで、多様化、弾力化に関する提言のひとつとして、単位制高等学校を取り上げた。


答申での位置付け
 単位制高等学校は、教科、科目の単位の累積加算により卒業資格の認定をおこなうという、従来とはまったく新しいタイプのものであった。


単位制高等学校制度の発足
 この答申を受けて、中等教育改革の推進に関する調査研究協力者会議は、具体的な検討作業に入る。昭和61年10月には同会議の報告が発表された。
 昭和62年3月には、教育課程審議会による答申もだされる。
 このような経過を経て、単位制高等学校の制度が発足することとなった。


単位制の形態
 単位制高校はその設立の目的から、学年制ではなく、単位制によるものとした。
 また、学年による教育課程の区分を設けない、無学年制も採用できることとなった。
 こうして、生徒は、毎日登校をしなくとも、単位を履修することが可能となった。


単位制高等学校の教育規定
 昭和63年には文部省令第6号がだされる。
 主要なものは以下の通りである。

 ① 入学者の選抜方法は設置者の定めるところによる。(第2条)
 ② 教育上支障のないときは、学期の区分により入学又は卒業させることができる。(第3条)
 ③ 編・転入学については、在学すべき期間を示して許可する。(第4条及び第5条)
 ④ 多様な科目の開設、複数の時間帯又は特定の時期における授業の実施に努める。(第6条)
 ⑤ 過去に在籍した高等学校での修得単位を累積加算する。(第7条)
 ⑥ 定時制である単位制による課程と他の定時制課程との併修を認める。(第8条)
 ⑦ 日曜日等にも授業を行うため、休業日は教育委員会が定める。(第9条)
 ⑧ 科目履修生を受け入れ、科目履修生が単位制による課程に入学した場合、以前の履修について単位認定できる。(第10条)


北海道有朋高等学校単位制課程開設
 平成3年4月、北海道有朋高等学校は、夜間定時制課程を発展的に解消した。
 柔軟かつ多様な学習ニーズに応えられるようにと、北海道方式ともいわれた「三部制(午前部、午後部、夜間部)」の「単位制による定時制課程」、いわゆる「単位制課程」が開設された。


理念の具現化に向けて
 設立当初から、本校単位制課程は、文部省(当時)から「高等学校単位制課程研究指定校」の扱いを受けた。
 開設準備室は、コンピュータ支援システムを導入した。
 これによって、これまでの高等学校教育とはまったく異なる教育制度の実現が可能となった。
 こうしたなか、単位制課程の理念を具現化するために、単位制スピリット、単位制生徒指標、生徒指導方針を定めた。


単位制スピリット
 More Elegant
 ( 現 状 よ り 以 上 )


単位制生徒指標
 「自ら伸ばせ 輝かせ」
 「心豊かに 気品あれ」
 「進取で強く しなやかに」


生徒指導方針
 「自己申告」
 「自己管理」
 「自己責任」


北海道有朋高等学校の歩み
 北海道有朋高等学校の前進は、昭和23年、北海道立札幌第一高等学校(現在の札幌南高等学校)内に開設された通信教育部である。
 その後、昭和42年に、北海道唯一の通信制高等学校として、独立を果たした。移転先は、札幌市中央区南14条西12丁目にある札幌工業高等学校の旧校舎である。


夜間定時制課程を設置
 昭和53年には学年制による夜間定時制課程が設置される。
 定通併修制度の導入など、履修形態の弾力化を図っていたが、平成6年度、単位制課程の設立により発展的閉課となった。


単位制課程で募集
 定員は当初から、普通科3間口、事務情報科2間口の、200名である。

 所属部による制限から、自由選択制へ
 本校単位制課程は、1部(午前)、Ⅱ部(午後)、Ⅲ部(夜間)の3つからなっている。
 開設当初、定員は、普通科についてはⅠ部とⅢ部がそれぞれ40名、Ⅱ部は転編入のための40名となっていた。
 事務情報科はⅡ部とⅢ部がそれぞれ、40名の定員であった。
 生徒は自分の所属する部以外の講座も受講することができ、1年間に12単位までの併修が認められた。
 2年目以降からは、この所属部における制限を撤廃して、自由選択制を導入することにした。


所属人数の変化
 この結果、Ⅰ・Ⅱ部に所属する生徒が増加した。
 Ⅲ部については、余裕をもって単位の修得を目指す生徒や、少人数での学習を望むもの、または一部科目履修生がその多くを占めるようになった。


通信制課程との併修制度を新設
 職業に就きながら夜間課程で学ぶⅢ部所属生徒が少しでも、単位の修得がより容易になるようにと、通信制課程との併修を検討した。
 そこで平成12年度から、Ⅲ部所属の生徒に限り、年間12単位以内で通信制との併修を認めた。
 面接の指導はⅡ・Ⅲ部の教員によっておこなわれている。


校舎を移転
 平成19年5月1日、校舎を札幌市北区屯田9条7丁目へ移転する