北海道有朋高等学校通信制課程は、学ぼうとするあなたを応援します!(質問をクリックすると回答を見ることができます)
Q1. 通信制の特徴は?
学習の柱は「リポート」「スクーリング」「テスト」の3つです。各教科ごとに定められた回数のリポートを提出し、必ず出なければならない時数の面接(授業)に出席し、年2回のテストを受けます。毎日登校する必要がないので、生活のリズムに合わせて学ぶことができます。
Q2. 1年間にどれくらいお金がかかりますか?
公立の通信制高校なので、新入学初年度の1年間の経費は約4万円です。全日制、定時制、私立の通信制高校と比べて負担が少なく学べます。また、就学支援金、奨学給付金、教科書無償給与制度などがあるため、経費の一部が無料になる場合があります。その他、高校卒業時に返済が免除される定通学資金制度をはじめ、各種奨学金制度があります。
Q3. 実施校、協力校とはなんですか?
皆さんが学ぶために通う学校は、全道に33校あります。札幌の有朋高校を実施校、それ以外の32校を協力校と呼んでいます。皆さんはこの33校の中から自分の通う学校を決めることになります。
Q4. 協力校はどこになるのでしょうか?
自宅からもっとも近い協力校に登校するのが通常ですが、さまざまな事情により、別な協力校や札幌の実施校に登校することもできます。また、途中で別の協力校に変わることも可能です。
Q5. 協力校を選ぶのはいつですか?
入学願書を提出する際に、希望する協力校を記入してもらいます。
Q6. 協力校でサポートしてくれるのはその高校の教員ですか?
協力校指導員は、それぞれの高校の教員が兼務しています。ただし、担任は実施校(札幌)にいます。協力校指導員は面接日の対応を担当します。生徒一人一人への対応は基本的に実施校の担任が担当します。
Q7. 協力校の雰囲気を知ることはできますか
まずは、実施校(札幌)までお問い合わせください。(平日 火曜日~金曜日)
Q8. 中学時代はあまり学校へ行きませんでしたが、大丈夫でしょうか?
本校では様々な年代の人たちが学んでいます。また、登校も自分のペースで決めることができます。不安を抱いて入学してきた人でも、元気に勉強している人がたくさんいます。
Q9. 生徒の年齢層をおしえてください。
本校では15歳から70代の方まで幅広い年齢の方が学んでいます。
Q10. 単位とはなんですか?
単位とは学習の分量を表す言葉です。単位は、買い物をするとたまるポイントをイメージしてください。例えば、1年間勉強して「現代の国語」で2以上の成績をとると、2ポイント(2単位)もらえます。数学Ⅰ(上)は3ポイント、・・・というように74ポイント(単位)以上たまると卒業です。また、通信制の場合は各科目ごとに設定された単位数に応じて、リポートの回数とスクーリングの回数が決められています。
Q11. リポートとはどのようなものですか?
教科書や学習書に沿った内容の課題をB4の用紙1枚に印刷したものと考えてください。通信制の学習は、リポートを作成し、提出することが中心となります。リポートは教科書や学習書を自分で調べ、スクーリングに出席したり、先生に質問しながら完成させていきます。
Q12. リポートの難易度はどの程度ですか?
本校は高等学校ですので、小中学校で学ぶ内容をふまえた学習内容となっています。しかし、小中学校で不登校だった生徒、十分学ぶことができなかった生徒も多く在籍しており、時間をかけて自ら学ぶ中で卒業を目指しています。
Q13. リポートの提出方法は?
リポートのやりとりは基本的に郵便で行います。リポートは第4種郵便物となりますので、一通につき15円分の切手(返信用も含めると30円分の切手)を貼ってポストへ投函します。直接有朋高校実施校に持参した場合は、送信用切手の必要はありませんが返信用の切手は必要です。提出されたリポートは担当の先生によって添削され、郵送で返却されます。
Q14. リポートのやりとりにメール等のインターネットの活用はしないのですか?
本校では、リポートの提出・返却について、メール等でのやりとりは行っていません
Q15. スクーリングとはどのようなものですか?
学校における授業をイメージしてください。通信制では面接指導といい、実施校または協力校に登校して指導を受け、リポート作成に役立てます。単位を修得するには各科目ごとに最低必要となるスクーリングの出席時数が決まっています。実施校、協力校ともに、教科専門の先生が一人一人の学習のサポートをします。
Q16. スクーリングだけでわからないところを教えてもらう時間は足りますか?
スクーリングだけでは十分理解できないこともあるでしょう。その場合は、面接日以外の平日に、電話での質問を受け付けています。
Q17. テストでとらなければならない得点の基準はありますか?
基準はありません。成績はリポート、テスト等の得点を総合的に判断することで決まります。
Q18. 1年間に修得できる単位数に上限はありますか?
1年次の生徒は20単位を学習します。2年次以降は学習状況によって違いますが、1年間の上限は25単位としています。
Q19. 高認(高等学校卒業程度認定試験)で合格した科目をいかすことはできますか?
科目や単位数に制限はありますが、一定の要件を満たせば本校の単位として認定されます。単位の認定を申し出る場合は事前に学校に相談しておく必要があります。
Q20. 高専で取得した単位は生かせますか?
高専からの受け入れは転入学ではなく編入学となり、特別な対応を要します。また、卒業までにかかる年数も、在籍する高専のシラバスによって違ってきます。
Q21. 在籍制限はありますか?
ありません。それぞれの事情に応じて、何年かけて卒業してもかまいません。
Q22. 何年間で卒業できますか?
有朋高校通信制は単位制による単位認定を行っています。前在籍高校で修得した単位を引き継ぐことができますので、その数によって卒業までの年数は一人一人違います。前籍校で多くの修得単位がある人は、1年間での卒業も可能です。ただし、前籍校の在籍が2年以上必要です。
中卒資格の方は標準的には4年(最短で3年)です。1年次に20単位をすべて修得した人は、希望すれば「修業年限3年」コースを選択することもできます。
Q23. 制服や指定の上靴などはありますか?
服装等については、特にきまりを設けていません。ただし、体育の面接の際には、運動靴の準備が必要です。実施校(札幌)は上靴の必要はありませんが、協力校については上靴の準備が必要な学校が多いです。(詳しくは、入学後に指示があります。)
Q24. 学校行事やホームルーム活動はありますか?
月2~3回程度のホームルーム活動があります。また学校行事として、遠足、運動会、支部祭等もあり、出席すると特別活動の出席時間数としてカウントされます。協力校どうしの交流の機会である「地区スクーリング」や見学旅行もあります。
Q25. 対人恐怖などで行事に参加できない場合はどうなりますか?
卒業までに所定の時間(新入学生は30時間)分の特別活動に参加する必要があり、免除制度は設けていません。特別活動には、学校行事だけでなく、クラス単位で行われるホームルーム活動もありますので、各自の事情に合わせて参加できるものを選んで、卒業までの間に所定の時間を満たしていきます。
Q26. 部活動はありますか?
活動日や時間は限定されていますが、いくつかの部が熱心に活動しています。その中でも特にバドミントン部は平成20年度の全国大会で団体優勝、個人シングルス優勝と素晴らしい成績を収めています。全国大会に出場したことのある部は軟式野球部、バスケットボール部、陸上部、卓球部、柔道部、剣道部です。また美術部、書道部、写真部が活動しており、高文連の全道大会等で活躍しています。SOHC(ソーク)は園芸科学部として設立され、名称はSoothing Horticulture Clubで心を和ませる園芸クラブの意味です。作物や花の栽培、稲のペットボトル栽培の研究などを通して、ふれあいを大切にし、校舎を花と緑で飾る活動をしています。同好会として、料理同好会・テニス同好会・商業同好会・バレーボール同好会が活動しています。
Q27. 登校日数は年間どれくらいになりますか?
出席するスクーリングの日程や時間は、時間割を見ながら自分自身が決めます。年間のスクーリング(面接指導)実施日は札幌の実施校の場合、日曜日が17日、火曜日が17日あります。協力校の場合は日曜日を中心に年間20日程度計画されています。また、何時間目のスクーリングを受けるかは、各人の計画によります。午前中だけ、あるいは午後だけ受けることもできますし、1日に1時間だけ受けてもかまいません。
Q28. 有朋高校とのやりとりにメールは使えますか?
個人的なメールでのやりとりは行っていません。
本校からの連絡は、郵送が基本です。また、本校ホームページで連絡を周知させています。質問や相談は、電話にて随時受け付けています。個別に連絡が必要な場合は、基本的に電話等でやりとりします。
Q29. 面接日に面接指導以外で担任とゆっくり話ができる時間はありますか?
面接日に、担任と時間をかけて話すのは難しい場合があります。担任以外にも、不安を抱える生徒の話を聞き、寄り添う大人として教育相談係がいますので、個別に相談が可能です。
Q30. 不安を抱える生徒へのサポートはありますか?
実施校・協力校ともに担任を窓口として、不安を抱える生徒への支援を行っています。不明な点については、個別に電話でご相談ください。
Q31. 有朋高校への通学にはどれくらいの費用がかかりますか?
学生割引制度が利用できます。通学方法により異なりますが、JRの回数券は半額になります。また、必要があれば、バス(中央・JR・じょうてつ)・地下鉄・JRの定期券を購入することもできます。
Q32. 通信制の資料を請求したいのですが、どうすればいいのですか?
まずは本校へ問い合わせください。請求される内容によって資料が変わります。学校案内パンフレットは、実施校(札幌)、各協力校で配布しています。
Q33. 通信制の学校説明会は、いつ行われますか?
通信制の学校説明会の案内については、ホームページに掲載します。学校見学や個別相談の希望がある方は、まずは本校までご連絡ください。なお、相談当日は保護者の方だけでなく、できるだけ本人(入学希望者)も同行してください。
Q34. 通信制では、見学旅行がありますか?
あります。11月上旬を予定しています。旅行先は、沖縄→関西→関東とローテーションしています。
Q35. 協力校と実施校(有朋高校)の両方のスクーリング参加は可能でしょうか?
可能です。実際に協力校と実施校両方の面接に参加している生徒がいます。ただし、所属登録される学校は1校のみとなります。
Q36. 通信制について、個別相談をしたいのですが?
まずは本校までご連絡ください。相談日を設定します。当日は保護者の方だけでなく、できるだけ本人(入学希望者)も同行してください。
Q37. 通信制は私立高校のように秋の入学生募集はありますか?
新入学、編入学は4月入学です。転入学は7月入学まで可能です。まずは、本校まで連絡ください。
Q38. 通信制には、奨学金制度はありますか?
あります。奨学金については、関係機関から書類が届き次第、ご案内します。ホームページでも随時、募集案内を掲載しています。学費についての相談は、遠慮せず、本校(事務室)までご相談ください。